東野圭吾の短編集「名探偵の掟」
ミステリあるあるや笑いの詰まった短編集です。
普通のミステリとは一味も二味も違った要素を持つため、かなり異彩に感じました!
概要や読んだ感想を書いていますので、ぜひ最後までお読みください。
「名探偵の掟」概要
- 書籍名:名探偵の掟
- 著者名:東野圭吾
- ページ数:329ページ
- ミステリジャンル:本格ミステリ
あらすじを紹介
刑事役の大河原番三は犯人を知っているが、推理小説のきまりである的外れな推理をしなくてはいけない。
探偵役は天下一大五郎でこの物語の主人公である。
上記のような設定で物語が始まる短編集。
推理小説あるあるがたくさんあり、本格ミステリながら笑いありの物語。
読んだ感想を紹介
- 大河原と天下一のやりとりには笑いが絶えない
- 密室からダイイングメッセージ、アリバイなどのトリックがある
- 笑いありだがしっかり本格ミステリの要素を持つ作品
大河原と天下一のやりとりには笑いが絶えない
ほぼ全ての話で、大河原と天下一は物語の話を抜けて、「この事件はあれだな」という風な会話を始めます。
ミステリをたくさん読んだことある方ならわかると思いますが、結構なミステリあるあるが語られている。
例えば、「いかにも怪しそうな人間は絶対に犯人ではない」と言った感じです。
ミステリ好きにとってはなるほど!と思うようなことばかりです
何度も笑ってしまうくらい面白かったです!
密室からダイイングメッセージ、アリバイなどのトリックがある
短編集なので、様々なタイプのトリックが出てきます。
密室、アリバイ、ダイイングメッセージなどなどです。
一冊で様々な要素のミステリを楽しめるという特徴を持っているのが本書の良いところだと思いました。
一冊のミステリ様々な特徴の仕掛けを出すのには限界がありますが、短編なので全てを簡潔に楽しめました!
いろいろなミステリが読めて勉強になりました
笑いありだがしっかり本格ミステリの要素を持つ作品
笑いだけで終わらないのが本書の良いところのひとつです。
ギャグに全振りをしておらず、本格ミステリが好きな方でも楽しめるように、「フーダニット」の要素があるので安心。
犯人あて&笑いで楽しめるのが本書の面白いところです!
犯人あてにも挑戦できたため、ミステリ好きにはオススメ!
犯人なかなか当てれなくて悔しかった…
まとめ【名探偵の掟】
本書は本格ミステリ&笑いという要素を存分に楽しめる一冊です。
ミステリ要素も詰まっているため、ミステリ好きにもオススメですし、ミステリをあまり知らない方はミステリについて知れるチャンス!
ぜひお読みください。
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