【感想・評価】「六人の噓つきな大学生」を紹介!気になるあらすじや心理戦が見どころ

六人の噓つきな大学生
【感想・評価】「六人の噓つきな大学生」を紹介!気になるあらすじや心理戦が見どころ

読みたい本ランキング(集計期間:2021年3月4日~3月10日)1位を見事獲得した「六人の噓つきな大学生」。

六人の就活生が内定をめぐって争う中、グループディスカッション中に見つけたある封筒。

封筒の中身がとんでもないものだったという内容です。

最後には感動する一面も。

解読感が半端ない一冊です。

日夜

本格ミステリの要素を持ちながら就職活動の実態を考えさせられる一冊でした!

目次

「六人の噓つきな大学生」あらすじ

リリースからわずか2年でユーザ数1500万人を突破したSNS「スピラ」。

スピラを運営するスピラリンクスが新卒総合職の採用を始めた。

初任給は破格の50万円。

最終選考に残ったのは6人で、選考内容はグループディスカッション。

内容が良ければ6人全員に内定を出す可能性があるという。

6人は何度も打ち合わせを行い、全員で内定をとるために努力した。

しかしある日、「内定者は6人の中の1人だけに出す」というスピラからのメールが。

グループディスカッション当日を迎え、選考が開始されたが部屋の中である封筒が見つかる。

封筒の中身は6人全員の過去の過ちを告発する告発文が。

6人の関係が泥沼化し一つしか枠がない内定を争います。

犯人は誰で何が目的なのかを考えさせられる作品

本作はなかなか珍しい就職活動でのミステリ。

初任給が50万円だと誰もが入りたがるはず。

内定をもらうため全員の過去を調べて告発するということまでするのかと思ってしまいます。

ですが、告発をすることには深い意味があったのです。

日夜

ただ内定枠が1つだけの椅子を争う物語ではなかったのが深くていい作品だと思った理由です。

助手のまめ

ただの蹴落とし合いだと読み心地よがよくないけど本作は全く違うからいいよね!

前半は伏線だらけからの後半での回収は見事

前半はとにかく伏線だらけ。

後半には鮮やかに回収していく。

前半の物語の中で、一人一人の言動を考察していくと楽しめます。

日夜

作者の浅倉さんは伏線を扱うことが得意で有名です。

また、伏線は分かりづらいものですが本作はあからさまに書いてあるので気づかないことはないと思います。

まずは前半部分で推理をし、後半では答え合わせをするという風に読んでみてください。

就職活動の本質が分かる

本作品は就職活動をテーマとした就活ミステリ。

就職活動の実態や就職活動の意味を深く考えさせられる作品。

就活を経験したことがある方なら必ず共感できますし、経験がない方でも就活の本質を知ることができます。

日夜

就活当時の自分を思い出しました!

助手のまめ

就活に悩む学生たちを描いている本作品はぜひ皆に読んでほしい

就活生特有の悩みや採用側の企業について知ることができるミステリ。

ぜひ皆さんも「六人の噓つきな大学生」をお読みください。

まとめ【六人の噓つきな大学生の感想】

「六人の噓つきな大学生」は就職の悩みから最後の感動まで様々な要素があるミステリ。

就活を経験していない方でも楽しめます。

また、就活を控えている学生さんたちにもぜひ読んでいただきたい。

最後にはスッキリした気持ちで読み終えることができるのでぜひ読んでみてください。

その他おすすめのミステリ

おすすめ作品

【特許やぶりの女王】

  • 特許×VTuberという全く新しいミステリ
  • 弁理士や特許についての知識が身につく
  • 最後の賭けが見事
  • 解読感があり読みやすい
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

謎好きの日夜と申します。推理ものが好きで月に2~3冊読んでいます!特に好きなのが綾辻行人館シリーズ。おすすめの推理小説を紹介しています!!

コメント

コメントする

目次